2014年12月31日

1・4東京ドーム前の俺のモヤモヤ

1・4東京ドーム前の俺のモヤモヤ

微妙に新日離れが進んでいる。嫌いになったとか冷めたとかではなく話題に昇ることが少なくなったり大会前にカード的な引きを感じられなくなったりという感じ。

最近よく言われるのが、同カードの繰り返しが多いということ。確かに結構な既視感がある。受けたカードは飽きられるまで繰り返し、一方でレアなカードはギリギリまで切らない、というはそれほど悪いことじゃあないとも思う。とはいえ中堅くらいでがんばっている選手は上で試合する機会が減る。レアカードも実現タイミングを逃しかねない。一長一短。

1・4東京ドームのメインが「棚橋vsオカダ」に決定した様子。今回も「また~」カード。ちょっと批判的な言い方になったけれどこの2人にハズレはないので、多分、ドームは楽しんで帰って来れる。その保証が強み。
なぜ俺的に新日の話題が少なくなったりカード的な引きが感じられなくなったのか。
トップ格が固定され過ぎてしまったことに尽きる。言い換えると事件が起きない。感情の揺さぶりもない。
例えば今年のG1決勝戦「中邑vsオカダ」、例えばこの「棚橋vsオカダ」。誰が負けてもそれほど、しんどくない。オカダに負けた中邑の価値は下がらない。2015・1・4で棚橋が負けてもIWGPに君臨し続けた実績がある以上、それほど悲壮感はない。逆も同様。
拳を握りしめて泣かんばかりに声を張り上げ、応援した選手が勝てば有頂天でいつもより高い飯を食い、負ければ落ち込んで軽くヤケ喰いする。そういう熱がない。10年来の棚橋ファンなので棚橋の負ける姿は観たくはないけれど、負けてももう、しょんぼりはしない。
これが、「棚橋vs永田」だったら死ぬほど棚橋応援して、もし負けたらパンフ引き裂きかねない勢い。「棚橋vs真壁」でもそう…これはどちらを応援するか迷ってしまうけれども。第三世代と戦わせろ!と主張しているのではない。現時点でメインで闘う選手はみな大きな実績を出しているスーパースターが揃っているため、逆に思い切り気持ちが入る選手がいなくなっている。あえていえば柴田くらい。その柴田もG1の流れで棚橋と和解したし。後藤や内藤は、その辺りの熱さが感じられない(ここは超個人的な感覚だけど)。
作り方としてはうまい。今の形だと、大半の客が笑顔で帰れる。そういう状態・状況を演出してきた今の新日はやっぱりスゴイ。俺が望むカードや大会だと会場が客の半分がうなだれて帰ることになりかねない。「勝敗」を見せるエンターティメントなんだからそれでもいいと、俺は思うのだけどそういうセンスが暗黒期的なのかもしれない。

という感じで、熱く語ろうとすれば若干批判的なことが多くなってしまう。好きなプロレスをそういう風に語りたくないから言葉が少なくなる。結果、なんとなく新日の話題は避けがちになってしまう。

…だってなぁ…試合は面白いのは分かってる、分かってるけどさ…だから観に行くんだけどさ…棚橋が勝ってもカズチカが勝っても、それ自体にはそんなに興味が沸かないもんなぁ…同じ光景が続くんだろうなって思うし。
ヨシタツ凱旋は、かなり楽しみだったんだけど、負傷欠場だし。
1・4のみのるvs桜庭、観たいカードだけど今の流れの感じだとどうも嫌な予感しかしない。みのるさんの扱い、悪いよなぁ。というかタイミングが…なんだか妙に持って行き場のない2人を戦わせます的なニュアンスが。
推してる選手の活躍が見たい!というのは勿論あるのだけど、そういう意味でいうと棚橋も中邑もカズチカもデビューからずっと推してるわけで、なんなら後藤や内藤だってヤングライオン時代から応援してたしねぇ。スーパーヒーロー路線が苦手なのかね、俺。


同じカテゴリー(トピックス)の記事
2014プロレス観戦記録
2014プロレス観戦記録(2014-12-31 16:24)


※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
1・4東京ドーム前の俺のモヤモヤ