2014年06月19日

20140615全日本プロレス 後楽園大会を観たのでその感想

20140615全日本プロレス 後楽園大会を観たのでその感想

【勢い】
○しばらく全日を観ていなかった、しばらく後楽園に行っていなかった、ずっとイベント参加協力で精神的にもすり減ってきていた…禁断症状に苛まされる俺。潮崎くんを応援したくなる連れ。いいタイミングで6月15日大会のチケット発売告知が…いい席取れたら行こうとなった。いい席、取れた。

【大会の感想】

▼第一試合▼
宮原健斗×めんそーれ親父
vs
真霜拳號×長井満也
○親父:初見。正直どの辺りがどう親父なのか分からなかった(笑 というのはキャラマスクマンとしては問題なのかもだけれど、変にキャラをつけようとおちゃらけたり笑いに走らなかったので好印象。
○健斗:いい顔になってきた。真霜、長井に打ち負けない、押し負けない。レスリングも安定していて気持ち良く観れた。ただXceed入りしたせいなのか、VMにいたころのようなふてぶてしい荒々しさが影を潜めたのは残念。
○長井:文句なしのバチバチ。親父のドロップキックをスタンディングで跳ね返し、ゴツゴツと蹴り伏せる。殊更反則をするわけでもないのに常に、すごい殺気と緊迫感。
○真霜:手放しでカッコ良かった。長井くんと並び立つ姿に鳥肌。試合は、横綱相撲。完全に空気も流れも技もコントロール。真霜くん観れただけで、ちょっと満足しちゃった(笑

▼第二試合▼
井上雅央vs土方隆司
○雅央:一試合目とは打って変わって明るく楽しい試合登場。体も若干ながら絞った様子の雅央ワールド健在…ながら今回は土方くんに持っていかれた感も。
○土方:シリアスな土方くんばかりみてきたので、雅央ワールドにどう付き合うのか興味津々…と思っていたら付き合うどころか主導権を握る。ニヤニヤとしながら雅央を回す。倒れたふりをして舌を出す。そういう土方くんはほぼ初めて。それでいながら終盤はしっかりとしたレスリングで〆る。いい「明るく楽しい」だった。

▼第三試合▼
西村修×土肥孝司
vs
吉江豊×柴田正人
○柴田:初見。田村潔司のところの人だという話なので期待。感想は「もっともっと出来そう」。今回も十分に重厚なレスリングを見せてくれたのだけど、それだけにもっと色々できそうな印象が強かった。まだまだ見たいと思っているうちに試合が終了してしまった。
○土肥:TAJIRIさんのWNC所属。柴田同様、まだまだ見たい。以前WNCで観た時は結構いじられてたような。今回は逆にいじられる隙もなく気持ちのいいレスリングを見せてくれた。そういう意味でいうと少し優等生過ぎたかも。
○西村:相手が柴田ゆえなのか、妙に重いエルボーを連発。久しぶりに首四の字脱出の倒立をみせてくれた。吉江との絡みは懐かしかったり新鮮だったり、不思議な感覚。
○吉江:軽やかなステップからの倒立とみせかけて西村を押しつぶす低空セントーン(でいいのか)で会場が沸く。吉江らしい吉江全開。西村、吉江はもうベルト戦線には絡まないのかな。もったいないなぁ。

▼第四試合▼
青木篤志×渕正信
vs
ウルティモ・ドラゴン×金丸義信
○金丸:このカードは金丸に尽きる。ゴング前に青木を攻め込む。鳥肌が止まらない攻防。全日版の金丸もすごい。容赦ない。
○青木:一方の青木、やっぱりこの人は手が合う人とはいい試合をする。今回はガンガン攻め込んできた金丸相手に好試合。中盤、ウルティモ校長との絡みは少しダレた、というより相変わらずの間の悪さが感じられた。攻めになるとどうしても間の悪さが顔を出す。世界ジュニア王者となった今、そういうのは許されなくなるよなぁと。マイクもちょっと微妙だったし。世界ジュニア王者という環境で、化けて欲しい。
○ウルティモ:校長、隙がないカッコ良さ。以前よりバチバチ寄りになったのか、ルチャっぽい動きは余りみられなかったかな。
○渕さん:名人芸を堪能。ドロップキック、ボディスラムだけで会場が沸く。お約束だけではなくそこまでの流れの良さも魅力。

▼第五試合▼
鈴木鼓太郎vsSUSHI
○鼓太郎:河童のコタロウくんとともに入場。そんなキュートな入場をしておきながら、かなり怖い鼓太郎も顔を出した。惜しみなく大技も連発。
○SUSHI:分かるような分からないような煽りVで会場の失笑を買った後、入場。もっさりと踊った後は、超シリアス。正直ここまでバチバチやるとは思っていなかった。世界ジュニアじゃないしもう少し遊びのある試合になるかと思っていたら、笑いどころか楽しいの要素も皆無の、恐ろしく緊迫した試合になった。SUSHIのキャラ的にそういう試合はどうなのかという気もしないでもないけれど、だからこそのギャップ燃え(こっちの「燃え」)。いい試合だった。
○試合後:コタロウくんがリングサイドまで出迎える。たくましい太眉毛がはがれてしまい鼓太郎が直そうとするも直らず…結果、その眉毛で汗を拭きながら退場する鼓太郎(笑

▼第六試合▼
諏訪魔×佐藤光留
vs
KENSO×鈴木秀樹
○光留:試合前から鈴木を挑発し入れ込む。序盤は店長と鈴木とのド付き合いに。重い蹴りの応酬。ちょっとだけ笑いも挟むもほぼ全編シリアス。前回観た時よりも太く重厚になっていた。
○KENSO:ダークキングダム勢力拡大中。なのになんだかDK自体が大掛かりなネタに見える。そういう胡散臭さ、嫌いじゃない。久しぶりに腰布を使った首絞めを観た。安定して面白いけれどもう少しレスリングで沸かせるKENSOも観たい。
○諏訪魔:鈴木との接触が刺激的過ぎた。偶然なのか意図的なのかかなり厳しい角度のバックドロップを放つ。ただ少し暴れ方が足りない気も。もっと暴走するかと思っていたら結構しっかりと組み立ててきた。
○鈴木:初見。序盤は店長とのド付き合い。息を呑む鋭さ。後半はvs諏訪魔。この辺りから顔つきが変わり攻めがより厳しくなる。諏訪魔へのバックドロップは諏訪魔自身が繰り出した危険角度のそれ以上に鋭く、会場が一気に盛り上がった。プロレス的なけれん味が少々不足気味ながらド鋭い雰囲気がある。試合後、マイクで継続参戦の意思表示。鈴木がベルト戦線に絡んできたら恐ろしく面白くなりそう。

▼第七試合▼
秋山準vs大森隆男
○曙の返上した三冠ベルトの争奪戦。
○秋山:とにかくエグい。怖い。狂気走っていた。アックスボンバー封じの右腕攻撃は勿論ながらエプロンへのブレーンバスター、場外へのフライング二―、ひざ当てを外しての後頭部への膝、エクスプロイダー三連発。秋山ファン歴もそこそこ長くなってきたしシングルのビッグマッチもそこそこ観たけれどここまでの秋山は初。
○大森:それをしのいでしのいでアックスボンバーで決めた。いつもは批判的な感想になってしまうけれど今回はナシ。すごい試合だった。あの秋山の攻めを受け切ったのだから文句なし。ただし大森さん、これだけの試合をしたので次回以降のハードルが跳ね上がるぞと(笑。今回は、秋山の攻めがあったからこその盛り上がりだったのは間違いない。諏訪魔や潮崎相手に再現、それ以上のものを作りだせるか…これもプロレスの「勝負」であり「強さ」。
○ともあれ、大森さん、三冠戴冠おめでとうございます。

【雑感】
○鼓太郎、試合後にリング上でのワールドカップの試合結果を言ってしまう。それはさすがにダメだろ(笑
○大会後、「写真を撮ってもらえますか」と言われる。俺の写真?どんなポーズがいい?というボケを飲み込んでカメラを受け取った。
○横浜開港プロレスのTシャツを着ていた人、発見。いいなぁ。
○突然、勢いでチケットを買った大会だったので正直なところ、不安だった。開幕戦だからそれほどのビッグマッチも期待できないだろうし。せめてカシンが参戦してくれたら…と思っていたら、それもない様子。これは失敗しちゃったかと。他の、もっとこう、自分ら的に引きのある大会を待った方が良かったのかと。そんなことを思わないでもない日々を過ごすも、出場者やカード発表を観て、わくわくが止まらなくなる。
○オープニングマッチの真霜×長井vs健斗×親父で会場が一気に熱くなる。明るく楽しい笑い溢れる第一試合じゃなくても会場は盛り上がる。そこからはどれもこれも気を緩める隙がないくらい三冠王者決定戦までぶっちぎった。
○今、ブレイク中の新日と比べても、俺的には遜色ない大会だった。一体何が違うのかと考えると、やっぱり売り方なんだろうなと。後は選手への思い入れ。これも売り方によるところが大きい。
○バチバチと重い試合が多かった気がする。「明るく楽しく」でもいいし「曲芸的」でもいいし「笑い」があってもいいけれど、やっぱり「勝敗」がある「戦い」を見せる「エンターティメント」なのだから基本は厳しく激しい試合があってこそだなぁと実感。
○お客のノリもいい。プロレスは全のっかりが大事。野次も面白い。入りは7割~8割。団体さんにとってはシャレにならないかもしれないけれどこれくらいの入りの方が、俺は楽しめる様子。気持ちのいい一体感だった。

▼行程▼
○7時25分・玄関前集合、30分出発。8時4分、乗車。沼津乗換東京行き。今回は色々と疲労困憊だったのでグリーン車で向かう。
○11時20分頃、会場入り。
○15時20分、会場を出る。外はそれほど熱くない。水道橋から新宿へ。新宿から小田急線へ乗換。乗換口から遠いところに降りてしまう…。
○15時40分・小田急線で本厚木まで移動。
○16時30分・本厚木到着。スマイルカンパニーへ。
○17時~スマイルカンパニーで遊ぶ。念願の大型リサイクルショップ。四階までぎっしりリサイクルショップ。楽器、フィギュア、衣類、家具、なんでもある。家具は持って帰れないのでホントにただ観るだけ。連れは靴を合わせていたけれど、こちらも購入はせず。俺は鍵につけるストラップを探す。ちょっと体調が崩れそうだったので探すのをやめる。
○18時、本厚木駅へ。途中、右肩が重くなり右側頭部がぴりぴり。偏頭痛の予兆かと冷や汗。お夕飯いただきつつ薬を飲む。なんとか復調。安堵~。
○18時56分、小田原行きへ。19時50分頃、小田原から富士へ。熱海乗換で、島田行きに乗り込む。いつもはだいたい沼津乗換を挟むので、嬉しい。熱海から一本で帰れる。
○20時50分ころ、富士着。徒歩で帰宅。
○21時~猫にご飯あげて荷物ばらしてシャワー浴びて、おつかれさまでした。
○ほくほくしながら就寝♪


同じカテゴリー(プロレス観に行ったので)の記事

※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
20140615全日本プロレス 後楽園大会を観たのでその感想